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彼の冥福を心よりお祈りします。

Johnny Alfの死亡に関する記事のなかから、特に感銘を受けたところをざっと訳してみました。

http://g1.globo.com/Noticias/Musica/0,,MUL1501755-7085,00.html"

ブラジル音楽についての著者で知られるルイ カストロによると Alfが1955年に発表した”Rapaz de bem""o tempo e o vento" は既にボサノヴァといえるものとして認められており、
例の有名なジョアンジルベルトの“chega de saudade" よりも3年も前であることから ジョニーアルフがボサノヴァの本当の産みの親であるということだ。


また 2008年に一躍ブラジル音楽を世界的に有名にした音楽スタイルの50年の歩みを紹介した"Bossa na Oca"というイベントがサンパウロで開催されたが この期間中ずっと上映された映像のなかで 彼は,今はもう亡くなっていて以前交流のあった世界的 なアイドル トムジョビン、フランクシナトラ、エラフィッツジャラルド、スタンゲッツら の映像と共に演奏しているものが この傑出したピアニストの一番最近の出演として挙げられる。 

このイベントの責任者であるマルセロ ダンテ氏によれば

『彼は出来上がったものを見て目に涙をためて 感激していました。この少し前に起こった脳溢血の後遺症で殆ど話せませんでしたが、その表情が全てを物語ってい
て言葉は必要ありませんでした。

Alfは人々の記憶から消えてはいましたが、あの時代のアーティストのなかで彼ほどの才能を持った人は他にいません。

彼は天才でした。


その天才によりボサノヴァの歴史が作られることとなったのです。』





これを読んで 「ああ、やっぱりなあ」と思いました。

彼は天才であったから、いつも彼自身、彼独特の 彼にしかできない音楽表現をしていたから。

その独特の凄さを生かして 他人がリアレンジすることが もの凄く難しいのだとということが
腑に落ちました。。。。。



ジョニーアルフ自身のアルバムは 意外と少ないのですが、ここで特に是非聴いていただきたいと
思う1枚があります。

板橋さんというジョニーアルフと長年親交があり、世界中の誰よりも 彼の音楽、彼の天才性を
高く評価していた日本の方がプロデュース、制作したアルバム

"mais um som"です。

"http://hwbb.gyao.ne.jp/bossa-pk/japanese_frame.html"

是非 聴いてみて下さい。




そして この板橋さんのお陰で 療養中のJohnny Alfに会えたこと、

本当に本当に感謝しています。

この訃報で深く悲しんでおられるなか
この記事の訳に間違いがないか 目も通していただきました。


ありがとうございました。
by mikinha777 | 2010-03-07 09:04
mikaの音楽活動、日常雑感

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